コガネムシ〔ヒメコガネ〕(キュウリ食害不明)
畑をやっていて常に見る昆虫ではありませんが、
居ればその鮮やかさから目立つ昆虫が「コガネムシ」です。
一般的には「カナブン」と呼ばれたりもします。
キュウリの葉に留まっていたコガネムシのヒメコガネを確認しました。
コガネムシ〔ヒメコガネ〕
偶然、キュウリに留まっていたコガネムシ。
鮮やかな緑色が美しく、愛着さえ沸いてしまう姿ではありますが、
しっかりと害虫です。
まぁ今回出会ったコガネムシはほぼ瀕死の状態で、
歩くこともおぼつかないヨタヨタな状態だったこともあり、
無用な殺生はせず、そのまま放置することとしましたが。
拡大しても、ヒメコガネとして紹介される写真のものよりも、
羽の筋がとても繊細で、全体的にツルッとしたボディーが、
上品な個体のように思いました。
名前を知らずに表現すると、
体長は1cm~1.5cm位の大きさで、
頭部から体全体までが鮮やかな緑色をした光沢を持つ。
羽(背)の中央にはやや褐色を帯びた光沢が混じっている。
体の輪郭は丸型で羽の周辺部辺りには、短い毛をのぞかせている。
足は褐色の光沢を持ち、産毛が生えている。
小型のコガネムシ。体色は、暗赤銅色、暗藍色、暗緑銅色など、変異が多い。
マメ類、ブドウ、クリなど、様々な植物の葉を食べる。幼虫は、地中で植物の根を食べて育つ。
芝や農作物を食害することがある。
- 大きさ 12.5-16.5mm
- 時 期 6-8月
- 分 布 北海道・本州・四国・九州
(引用)ヒメコガネ|昆虫エクスプローラ
ヒメコガネ対策のポイント
様々な植物の葉を食べ、幼虫は根を食べることから、
明確に害虫としての扱いではありますが、
成虫であれば目立つ姿で手で補虫するのも容易なサイズです。
小さな虫取りでもあれば、簡単に捕まえることができます。
問題は幼虫ですが、これは成虫を呼び寄せないことが重要な訳で、
以下のような説があります。
問題はC/N比が高いと、コガネムシが餌さとして訪れ、産卵して幼虫が増えて根を食い荒らします。こちらの方が問題です。普通は炭素率が高いのは、安価な品に多くあり、バーク(樹皮)よりは木部(枝や古木材の粉砕物)が多い傾向があります。若しくは堆肥としては熟成の不足品である可能性が高いです。
上記のような安価な土壌資材などを利用しないという事が、
まず第一の注意点と言えるかもしれません。
当方の畑では、当初の土壌では安価な腐葉土などを投入した時期がありました。
バーク堆肥で言えば、C/N比が23前後のものが大半です。
それだけが原因であるとは考えにくいですが、
一因にはなっていたかもしれません。
コガネムシの幼虫による被害と対策
実際のところ当方の畑で甚大な被害が出ているわけでもありませんし、
これといって急に調子が悪くなったような株に出会っているわけでもありません。
※強いて言えば「ソバ」が2、3株ほど急に萎れて立ち枯れしたことがありました。
※ネキリムシ、コガネムシかの要因だと疑っていますが、
他の株が変わらず元気なためそのまま生育を続けています。
実際にコガネムシの幼虫に根が食害されているような場合の、
植物の状態と幼虫を駆除している模様を公開してくれている方がおられますので、
リンクにてご紹介しておきます。
コガネムシ対策(その1)・被害と鉢植えでの対策-初心者のためのハーブ講座 | ハーブ苗の通販 無農薬・安心の専門店 | SORAMIMIハーブショップ
コガネムシ対策(その2)・地植えや花壇での対策-初心者のためのハーブ講座 | ハーブ苗の通販 無農薬・安心の専門店 | SORAMIMIハーブショップ
農薬を散布して駆除するというアプローチであれば、
コガネムシ系は効く薬剤が多そうなので、
検索すればいくらでも出てくることと思います。
当サイトでご紹介している各商品・苗・種等の結果は、
あくまでも私1個人が使用した結果としての1例です。
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