ミズアブ〔アメリカミズアブ〕(キュウリ食害不明)
現時点で同定が正しくできているかは不明ですが、
キュウリの葉に留まっている虫が「アメリカミズアブ」だったのではないかと同定します。
基本的には腐敗物に集まる習性があり、便所バエなどとも呼ばれる昆虫です。
ミズアブ〔アメリカミズアブ〕
偶然、キュウリの葉に留まっていたところを発見した昆虫で、
これといって葉を食害している風でもありませんでしたので、
現時点では害虫であるとは思っていません。
細長いハエのように見えます。
側面から見た姿は、ハチにも見えなくもないような姿です。
名前を知らずに姿だけで表現すると、
体長が5mm~8mm程度の黒く縦に長い姿をしていて、
ハエのような顔と触覚を持つ。
全身は黒く、ハエよりも細く長い羽を持つ。
黒色でやや細長く、ずっしりした感じのアブ。触角は扁平で大きい。腹部上部に、1対の白色~黄白色の紋がある。
幼虫は、ごみ溜めや腐敗物、獣糞などで育つ。ミミズコンポストに発生してしまうこともある。
アメリカ原産の帰化昆虫。
- 大きさ 15-18mm
- 時 期 5-11月
- 分 布 本州・四国・九州・沖縄
アメリカミズアブは害虫であるか否か?
この腐敗した有機物を餌にするアメリカミズアブは、
畑において害虫であるかという点で言えば、
腐敗したものを食することから、むしろ益虫と言えるかもしれません。
この点ではハエの幼虫である「ウジ」も同様です。
ウジは腐敗したもの以外は食べない事から、
生育中の野菜を食害すると言ったことはありません。
ただ、ハエでもウジでも畑に発生すること自体は問題であると思います。
要は、有機物の発酵が不足している資材などが投入された可能性があると推測ができます。
私の畑では「発酵鶏ふん」を堆肥として元肥に入れていました。
そうした堆肥がこうした昆虫を呼び寄せたのかもしれません。
今回は葉の上に休んでいただけかもしれませんが、
畑内に腐敗した何かがあれば、こうした昆虫を呼び寄せることに繋がるでしょう。
また、以下のような興味深い体験をされた方もおられます。
植物への食害の可能性
熟成させるために寝かせている堆肥で、カボチャの種が発芽したのですが、発芽した双葉を、まだ小さな体長4ミリくらいのアメリカミズアブの幼虫が食べていました。双葉は枯れておらず、しおれてもいませんでした。エサが少ないと、生きている植物を食べることもあるようです。
双葉は堆肥の中に埋もれているという特殊な条件なので、幼虫に食べられたのかもしれませんが、堆肥に使う時にはミズアブの幼虫は、取り除くようにしています。(引用)アメリカミズアブの対策
畑内でアメリカミズアブを確認したからと言って、
さぁ大変だと対応を迫られるような害虫ではないと思われますが、
あまりに発生頻度が高いようであれば、
出来る限りは、黄色粘着テープなどを施工して駆除したい昆虫であると言えます。
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