不定雑草(ZS0029)
葉の形は「広線形」をした全縁の葉で周囲が波を打っています。
葉表は笹のような姿で裏もほぼ同じ見た目になっています。
この雑草をZS0029として管理を行っていきます。
敷地内に発生し芽出した雑草を育て、どのような種であったのかを同定するシリーズ。
雑草番号「ZS0029」
同定が行えた後には芽出した若葉の形態からでも、
およその推測が行えるような参考資料になると思い残します。
現時点のステータス:未同定
不定雑草(ZS0029):初回撮影日:2016/06/23
以前から雑草のアーカイブをしていた際に残していたもので、
生えている時の状態は未撮影です。
※移植は2016/06/07頃ですが写真はありません。
移植後の状態になりますが、
葉の形は「広線形」をした全縁の葉で周囲が波を打っています。
移植当時はこのサイズではなく、まだ巻いた葉が1本土から出ているだけだった印象です。
あっという間にこのサイズに成長しました。
この時点で見る人が見れば、絶対に種別はわかるのだとは思いますが、
ざっと検索したりしてみましたが、どうにも・・・。
予想ではこの辺りかな・・・「アマドコロ(甘野老)」
でもどこか違うような、、、。
とにかく「ユリ科」ぽいことだけはなんとなく。
右:アマドコロ(甘野老) ユリ科アマドコロ属
北海道から九州の山野の草地などに生育する多年草。4~5月、白い筒状の花が1~2個づつ葉の基から下垂する。茎は稜があり角張る点が、よく似るナルコユリとの大きな違い。地下茎がヤマイモ科のトコロ(オニドコロの別名)に似ていて甘いことからついた名。
(参考)森林住宅地で自然観察(2012年11月21日)|ダイワハウスの田舎暮らしブログ
葉表は笹のような葉をしています。
葉裏は少し白いものの見た目はあまり変わりません。
とにかく嫌いな繁殖方法である「ランナー*」を既に出し始めています。
このパターンは、知らないうちにとんでもないところにまで増えるタイプ。
なんとなく花が見たくて買った「ユキノシタ」もこのタイプで、
今後、どうしようかと思案中。
(*)匍匐茎
匍匐茎(ほふくけい、stolon)は、植物において、地上近くを這って伸びる茎のこと。
匍匐枝(ほふくし)、ランナー(Runner) と呼ばれることもある。
匍匐茎の節から、新しい植物体(ラメット)が形成される。
なお、匍匐茎などで一つながりになっている個体全体のことは、ジェネット(栄養繁殖集合体)という。(引用)匍匐茎 – Wikipedia
様々なところからランナーが枝分かれしてきます。
※これば別の鉢の写真です
ランナーの先は空中であっても芽を出し始めています。
どんだけの根性ですか。
移植時点ではどれも小さく、
丁度上のようなランナーの先から出ている葉の雰囲気で生えていました。
たぶん同じだろうと思いながら移植した鉢は、どれも同一種の模様。
ただ、1つは葉の色が少し薄くもう少し育ってみなければ、
同じかどうかもわからないなと言うところです。
既に根はパンパンで根詰まりしていると思われます。
ランナーを出し始めたのも、根詰まりが原因だろうかとも思います。
植替えに値するのだろうかと迷うところです。
しっかし、このタイプの植物。
よく玄関先や道路わきなどの鉢に植えられていて、
よく見かける植物だとしか思えないんですけどね。
ユリ科なら少しは将来楽しませてくれないものでしょうか。
今後、生育が進んだ姿をご紹介してまいります。
最終的には種別の同定を目標とします。
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