家庭菜園から農家への記録

にんにく球根片の違いによる発芽率の検証【試験中】

2016年の秋植えのにんにく球根がホームセンターなどで売られるようになってきました。
球根の1片1片をバラし、定植していくことになりますが、
大小さまざまな球根でどのようなものが発芽率が高いとか、全くわかりません。
そこで定植前にパターンに分類してから育苗に入ることとしました。
昨年の冬に植えたニンニクは収穫0の結果になり、
家庭菜園の難しさをしっかり経験することになりました。
秋植えのニンニクは球根で売られていることが多く、
前回の苗とはまた少し違った経験になることと思います。

にんにく球根片の違いによる発芽率の検証

今回、秋植えのにんにくは、なぜか手元の球根が多く植える数が増えてしまいました。
結果、45株まで植えることになってしまいました。^^;

全てが発芽しても露地にすべてを植えることなどできませんが、
発芽過程を検証していきます。

 

検証株

今回は4つのニンニク球根で試します。

  • ホワイト六片にんにく
  • 一般種用ノーブランドにんにく(大、小)
  • 食用にんにく

各生育状況については以下でご紹介します。

 

周辺球と中心球の発芽状況トレース

ホワイト六片とノーブランドにんにく(大小)は、
全ての球を定植して、どの球が発芽したかをトレースしていきます。

全球のうち、外側の球と中心部の球は別で分類しておきます。

white-six-pieces-garlic_2016summer_st05

中心球の存在

 

それぞれを分類して定植に利用します。

white-six-pieces-garlic_2016summer_st07

ID付与

 

ホワイト六片の分類

ノーブランドの分類

 

球サイズと屑球の発芽状況トレース

食用のバラにんにくを使って、大まかな球のサイズ違いと、
食用に適さないような球を、球根として利用します。

サイズをそれぞれ大まかに目視で分類しています。

garlic_yamada-2016summer_st04

サイズで大まかに分類・地物にんにく

 

それぞれのサイズ拡大です。

 

さらに、屑球も球根として利用し、
他の野菜の植付時にコンパニオンプランツ用として今回は育苗します。

garlic_yamada-2016summer_st08

小分類から屑ニンニクを選択・地物にんにく

 

試験数

今回、定植を行う対象数は、45個で行います。

ホワイト六片

  • 中心球:1、周辺球:6

ノーブランド

  • (大)中心球:4、周辺球:9
  • (小)中心球:2、周辺球:8

食用にんにく

  • サイズ大:4
  • サイズ中:4
  • サイズ小:4
  • 屑球:8

 

上記を育苗ポットに定植し、発芽を確認します。

本試験では発芽の有無を確認することまでが検証対象ですが、
発芽後は露地畝、露地プランター、露地植えのコンパニオンプランツ利用など、
それぞれの株IDを保持したまま、成長を継続してトレースしていきます。

 

定植(2016/08/05)予定

苗の状況が変わりましたら、またお知らせしていきます。

 


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