家庭菜園から農家への記録

おちょこ・ぐい飲み・ショットグラス

菜園で出会う様々な害虫の被害を最小限にするには、
入れない(産卵させない)ことも大切ですが、
こまめな捕獲と殺虫も重要です。
そんな害虫の捕獲に便利に利用できるのがおちょこです。
ここではおちょこを使った捕獲と殺虫についてご紹介します。

 

おちょこ・グラス

おちょこやグラスは珍しいものでもなく、
ご家庭に眠っている使われていない食器を使います。

捕獲した害虫をおちょこグラスに纏めて捕らえています。

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おちょこに捕獲した害虫

 

おちょこに入れるにはピンセットを使うと便利です。
葉面にいるイモムシなどの動きの遅いものは、ムニッと掴んで葉から剥がします。

その為、この先が広がったピンセットは丸い体形を挟むのに便利です。

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02_確保・アオムシ被害

 

おちょこの壁面を登ってくることもありますので、
注意が必要です。

適宜、突くか振り落とします。

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場合によっては登ってきます

 

あまり見て気分のいいものではありませんが、
捕獲した害虫を、おちょこを逆さまにしてポンすることで開放し、
即座にバーナーで一気に追悼します。

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地面上で追悼の儀

捕獲し閉じ込める、潰す、水攻めにする、殺虫剤を使うなどなど、
色々な殺虫方法を試しましたが、

この方法が一瞬の苦しみで済む方法だという結論になりました。

 

ピンセットでつかみにくいものは、
おちょこを下に構えつつ、上からピンセットで進路妨害すれば、
容易にオチョコへ誘導することができます。

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ピンセットでは捕獲困難な例

 

おちょこに落とし込むと逆さまになるようなこともありますが、
むしろこの方が安全です。

軽く、おちょこの表面を濡らしておくなどすると、
逆ささまになった状態から、ひっくり返りにくくなり逃げられるリスクが減ります。

あまりにも情けない姿になっています。

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おちょこに落とし込んで捕獲

 

どんなケースでも最終的に私は焼却処分を選択しています。

これは毛虫でもカメムシでも、
その他、産卵された卵でも同じです。

産卵された卵は葉からすべて取り除くのは難しいので、
葉ごと切り落とし、そのまま焼却します。

ピンセットで掴むには小さすぎるアオムシなどの場合も同様です。
小さすぎるアオムシの場合は、まだ卵の傍に居ることが多いので、
卵と一緒に焼却すると効率的です。

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産卵された場合などは葉ごと追悼

 

このように、私の場合おちょこを使って捕獲した虫を集めて持ち歩いています。

場合によっては柄が付いたおちょこサイズの器があれば、
万が一にも逃げ出してきても手に触れるリスクが少なく安全です。

毛虫にはカブレるものもありますし、
できる限り触れにくい道具を利用して捕獲するのがいいでしょう。

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