【収穫0】トウモロコシ〔HC-M/苗〕 2016春
自分で作れる穀物として、トウモロコシは菜園で育ててみたい野菜でした。
今となってはいい勉強になったトウモロコシ栽培の失敗についてご紹介します。
早め早めの株の保護が確実な防御手段ではないかと思います。
当初、このサイト運営を想定していなかったので、
写真はほとんどありません。
目次
トウモロコシ〔HC-M/苗〕 2016春
何となく妻とホームセンターへ行った際に見つけたトウモロコシの苗を、
即決で購入し畑に植え付けることになりました。
この頃も全く無計画に「欲しいものを植えてみる」というスタンスでした。
この頃の土壌は真砂土と安価な土壌資材を投入した雑な土壌でした。
苗定植(2016/04/17)
苗は5ポットを購入し、50cm間隔程度に植え付けました。
ただ、購入したポットが1ポットに2株植えられたもので、
その2株を分けることなく定植してしまいました。
普通であれば、生育のいい方を残して、
生育の悪い株は切除して間引くのが一般的かと思います。
寒冷紗保護実施(2016/06/20)・・・定植64日後
周囲の菜園マスターさん達のアドバイスを受けていた、
鳥害対策のネット施工を行いました。
というのも、トウモロコシは食べごろになって、
そろそろ収穫をしようかなという時期に、
カラスなどの鳥に実を食べられてしまうことがよくあるとの事でした。
その為、トウモロコシの実が出始め、
一通り、雄花からの人工授粉を終えたこの頃に、
目の細かい寒冷紗で、周囲をぐるっと保護しました。(上部は空いている状態)
2016/09/16写真追加
※写真はキュウリを撮影の為、ピンボケしています。
実際にはこのような寒冷紗の設置方法では全くダメなんです。
でも当時は、トウモロコシがどれくらいのサイズにまで育つのかという、
尺度的なものも分からず、なんとなく覆っておけばいっか、程度でした。
アワノメイガや、アワヨトウの被害と鳥害を防ぐ必要があり、
上部が開いている状態では実を鳥からは防げても、
雄花(トウモロコシ先端)の香りに誘われて、
ヨトウムシやアワノメイガは防げていません。
痛恨のミスであったという事です。
今思えば、ズルズルとネットで保護するのを先延ばししてしまったことと、
上部を保護せず放置したことで、
収穫期のガッカリ経験を招くことになったと思います。
収穫期(2016/07/11)・・・定植85日後
収穫期自体はもう少し前の頃が適期だったと思われますが、
この頃、トウモロコシの実の成長が止まったように感じ、
そろそろ十分熟したのかなと収穫を行う事にしました。
が、収穫は結局0に終わりました。
トウモロコシの実を収穫していく過程で、
アオムシが出てきました。
実の上に乗せて撮影していますが、実の先の方に居ました。
実の先の髭が出ているあたりの葉の中に隠れていました。
拡大しいますが、現時点では何のアオムシだったのかは未同定です。
アワノメイガや、アワヨトウ被害がとうもろこしでは一般的のようですが、
おそらくこの毛虫はアワヨトウなのではないかと思っています。
実の中からはサナギも出てきました。
それよりなにより被害が大きいのは、
実に付いた虫よりも、茎の中に入り込んでいた虫のようでした。
白い卵のようなものが茎の間に多くあり、
花粉が濡れて固まったようにも思えましたが、
おそらくは卵だったのだろうと思います。
茎の中が何者かに食い荒らされたようにぐずぐずの状態になっていました。
その結果が、以下のように実が太らないという結果を招いたようです。
受粉自体は十分にできている風だったのですが、
実がしっかりと太ってはくれませんでした。
※虫に食い荒らされた部分は切除済みの写真しか残っていませんでした。
次回への課題
初めてトウモロコシを植えたこともあって、
どのようなことが起こるのかの下調べなども行わなかったため、
このような結果になりましたが、
トウモロコシの害虫は雄花(穂)が開いた頃に、
雄花の香りに誘われて、ヨトウムシやアワノメイガが寄ってくると言います。
要は「雄花が出てから受粉を済ませたタイミングで防鳥しても遅い」という事です。
※寒冷紗のような目の細かさを利用してはいました。
鳥だけでなく、蝶などの昆虫も防げる目の細かさで、かつ、
最低でも、雄花が出る前には周囲を保護しておく必要があるという事です。
また、トウモロコシの上部を保護していなかったことは、
雄花を防ぐこともできず、上からの侵入を許す結果になったのでしょう。
次にトウモロコシを植える際には、
早め早めの株の保護を実施したいと思っています。
秋にリベンジするための播種を行っています。
躓きながらも発芽に成功し、育苗を開始しています。
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公開日:
最終更新日:2016/09/17