大根と人参は相性がいい?コンパニオンプランツという言葉を知った件
2016/08/06
春撒きの大根の生育が思わしくない中、害虫被害を受け全く育たなかった大根も、
成果ゼロに終わるかと思いきや、次につなげるちょっとしたヒントをくれていました。
それが「ダイコン」と「ニンジン」のコンパニオンプランツの関係です。
実際に畑でそうした相乗効果があったと思われる事例が見られましたのでご紹介します。
大根と人参は相性がいい?
畑で畝の6割を大根、4割を人参として、同じ畝に播種していました。
結果、大根と人参が隣り合って植わる箇所ができ、
播種後の生育スピードがダイコンとニンジンが隣り合った場所だけ早く育っていました。
隣りに小さく人参の葉が見えています。
畑の全体の写真が残っていないのですが、
ダイコンもニンジンも害虫の被害を受け、育ちが悪い状態にありました。
その為、この部分以外はほとんど生育が進まず、
収穫なしで終えることになりましたが、
この株は播種後の生育も非常に早く、他と比べて明らかに違っている印象でした。
害虫の忌避効果は期待できないが、予防的な見方も
葉面のキスジノミハムシの食害跡はこの株にも付いていますので、
キスジノミハムシに対しての忌避効果はないようです。
ただ、生育不順が起きていないことから、
ニンジンによってキスジノミハムシの幼虫(土壌内)による
食害の影響が少なかったのかもしれませんが、
ただ、幼虫に阻害を受ける前にここまで大きくなったという事も考えられます。
事実、ここまで2カ月で成長して、その後はピタッと生育が止まり、
7月末までさらにひと月、育てておいてみましたが、
結局はその後の成長は見られませんでした。
この混植によって、害虫への忌避効果は期待できないと思っています。
ただ、アオムシの成虫であるモンシロチョウやアゲハ蝶などへの
一定の忌避効果は期待できるとする意見もあります。
ダイコンに被害を与える害虫としてはモンシロチョウの幼虫、ニンジンの害虫としてはアゲハチョウの幼虫が知られています。
モンシロチョウの幼虫はアブラナ科、アゲハチョウはセリ科の植物というように、
昆虫類は食べる植物(食草)の種類が決まっており、他の科をエサとして利用できません。
このため、近くに食草以外の植物が多いと、成虫の産卵行動が抑制されます。(引用)知ってる人だけ得をする!家庭菜園の裏ワザ《其の19》|はなとやさい2013.07(20130743.pdf)
これを踏まえて、秋植えのダイコンとニンジンは、
混植を意図的に実施して、生育の違いが出るかを検証していく予定です。
コンパニオンプランツとしての可能性を纏めてくれているページがありましたので、
ご紹介しておきます。
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