【株分実施】《ポット10,20》キュウリ〔秋どりキュウリ・はやみどり／種〕　2016夏

ポット内に２粒ずつ播種したキュウリの種が、
１０ポット(20種)中、19種が発芽するという状態になり、
間引きを迫られる結果になりました。
本葉が２枚まで成長した株では引き抜くこともできず、
実験的に根をバラすことによる株分けを行いました。

株分けの実施

ポット１つを本葉が１枚の状況から株分けを行う事にしました。

ポットに入れた土壌はC/N比を低く抑えるように気遣いを試しています。
※秋の育成の為、虫などの害虫被害は元々少ないだろうとは思いますが。

ポットNo.10の株分け実施（2016/08/10）・・・播種11日後

１～１０まで作成した育苗ポットは、
No.１～５は12cm、No.６～10は9cmの育苗ポットを利用しました。

ポットNo.10

9cmポットに対して２粒ではかなり手狭になってしまい、
このままでは株も倒れてしまう状態になってしまいました。

ポットNo.10側面

この9cmポットで販売可能な苗として本葉３～４枚まで育てる苗屋さんの技術は、
なかなかすごいものだなと痛感しました。
おそらく茎を延ばさなくても光が当たるような工夫をしているんでしょうか。

12cmポットと9cmポットで育苗した結果、
この時点までは苗の大きさに差はありませんでしたが、
ここから数日するとポット内に余裕のある株ほど葉が大きくなる印象です。

ポットサイズ違いによる育苗

ポットから出した状態です。
根は細いもののポット全体に根を張っています。

根はポット全体

あらかじめポットを濡らしておいてから崩していますが、
軽く土を崩すと茎から急に細い根が出ているのがわかります。

土を崩した状態

種が近かったこともあり根が絡み合っていましたので、
水の中で茎をゆすりながら根を解いていきます。

無理に引っ張らなければ、少しずつ解けていきます。

水中で根をほどく

根の洗浄後の状態です（洗うことが目的ではありませんが）

根の洗浄後

うまくいったように見えますが、
ポットを崩した側の土には細かな根が取れて残っています。
それなりに根に損傷は出てしまいます。

土を崩した時点で根損傷

振り返っても仕方がないので、そのまま新しいポットに定植しました。

※新たに株分けした株をNo.20として採番しています。

ポットに定植

株分け後の生育状況

少し強引な株分けではありますが、実は結構よくやっています。

キュウリは初めてでしたが、ネギやタマネギでも経験がありますし、
ニンジンの苗のポット分けも先日行いました。

今回、株分けしたポットを定植することになりましたので、
その時点の生育状況をご紹介しておきます。

No.20定植(2016/08/17)・・・播種18日後

播種から１８日、株分けから７日を経過した株です。
十分に生育が進んで、株分けで根損傷されたことも分からない程です。

苗No.20

No.10定植(2016/08/20)・・・播種21日後

播種から２１日、株分けから１０日を経過した株です。
こちらも順調に生育しました。

苗No.10

以後は、各定植後の生育状況にてご紹介していきます。

トーホク交配　秋どりキュウリ　はやみどり（品種番号 07066）

この「キュウリ〔秋とれキュウリ・はやみどり／種〕」は以下を利用しています。

Rakuten Promotion

JAN：4974960070662

店頭での商品検索依頼などには以下のバーコードが利用できます。

種パッケージ・植え方

種の見た目とサイズは以下のようなものが入っています。（2016年）

キュウリの種

種のサイズとしては比較的に大きい部類になるでしょうか。
※見えにくいですが、皿の底のグリットは1mm方眼です。

キュウリの種（はやみどり）・拡大

スケジュール（ガントチャート）

この野菜育成の日程は以下を予定しています。

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